FC2ブログ
09«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»11

適当将棋ノート

将棋についての思いつきを適当に書いているブログです。

2013

02/25

Mon.

21:43:44

銀は引く手で堅くなる 矢倉編 

Category【研究

 金は引く手に好手ありという格言があるが、銀は駒組みの最中に引くことによって自陣が堅くなることがよくある。
 今回は矢倉編。
2013-02-25d.jpg
 上の図のような局面から▲6八銀と引くのは特に後手番矢倉では定跡化されている。玉の脇腹と共に7七の地点を強化している。
 また、形を崩さずに待つ手待ちとしても使われることが多い。

 次は銀矢倉。
2013-02-25a.jpg
 図から▲6七銀と引くと玉が引き締まる。角換わりの相腰掛け銀ではあまり出てこない筋だが、対角換わり棒銀や対早繰り銀で△7五歩の仕掛けに6七銀と引く筋が出てくる。また、矢倉戦では3手角や4手角からの将棋によく出現する。
 対角交換振り飛車の将棋でもこの固め方がある。特に相手が振り飛車の場合は▲6七金と上がる矢倉は堅くないのでなるべく銀を持ってきたい。
 ちなみに、5八の金は▲6七金右と上がらずに局面が許せば▲6八金右として金銀四枚の矢倉にしてさらなる堅さを目指したい。

[edit]

page top

 

2013

02/17

Sun.

21:28:35

相振り飛車 2五ポンの攻め 

Category【研究

 図は昔よく見た将棋。相振り飛車の先手向かい飛車対後手三間飛車。後手の囲い方は金無双や穴熊もあるところ。
2013-02-17a.jpg
 後手は居角居銀のまま1筋の端を詰めて△1六歩~△1七歩~2五桂か△2五桂~△1七桂成の攻めを狙う。先手が美濃囲いだとかなりこの端攻めが効くパターンが多い。金無双でもこの筋はあるところだが、その場合はあまりうまくいかないと思う。
 さて、図は矢倉の局面。今思えば無理攻めだと感じるが、早指しだとこの攻めがうるさいと思っていた時期がある。これをきちんと受けきれるとどれくらいの棋力だろうか?先手は当分攻められないのも気になる。
 先手の駒組みは注意が必要で▲6五歩を突いていると△2五桂の時に角交換になってうるさい場合がある。また、B面攻撃にも気をつけなくてはいけない。
 そういう隙を作らせる意味で後手が美濃囲いより手数のかかる穴熊に組むのも有力。

[edit]

page top

 

2012

09/22

Sat.

23:11:32

一手損角換わり対早繰り銀 

Category【研究

 図は将棋倶楽部24の高段者の将棋から。
2012-09-22a.jpg
 後手一手損角換わりに対して先手が早繰り銀に出て後手が四間飛車に振り直した局面。第1図は△7四歩に▲8六歩と突いた局面。
 ▲8六歩で▲7七銀から穴熊に組もうとすると後手には△7二金~△7三桂からの速攻がある。それでも難しいところだが▲8六歩は先手が銀冠を目指す手。後手が△8三歩型なのも咎めていると言えるかもしれない。
 といってもこの構想、以前将棋世界か何かで見かけたと思う。
2012-09-22b.jpg
 実戦は駒組みが進んで第2図となった。こうなれば先手の銀冠が圧倒的に堅いし、玉頭方面の戦いでは一方的な主導権を持っているのでまずまずと思う。
 後手には△8五桂や△6五歩といった攻め筋がないが、先手から▲7五歩や▲6五歩、場合によっては▲8五歩や9筋の端攻めがある。こういった権利を一方的に先手が持っているのは大きい。
 問題は後手が徹底的に待機してきたらどこから仕掛けるかだろう。
 本譜は後手が△3五歩と動いたので先手が上手くカウンターを放って圧勝した。

[edit]

page top

 

2012

08/21

Tue.

21:34:24

新世代振り飛車の手筋 

Category【研究

 振り飛車の新手筋と思ったもの。図はプロの将棋。
 今、先手が▲1七桂と打って2五の銀を除けようとしたところ。
2012-08-21a.jpg
 図で後手は△2七桂と打った。以下は▲3八飛△2六銀▲3六飛△3五銀▲3八飛△1九桂成と進んで後手香得。
 効率の悪い桂打ちにも見えるが、先手からの早い攻めもないので後手が手に困る展開は無くなった。
 この△2七桂がノーマル振り飛車ではあまり出現しない筋だと思う。ゴキゲン中飛車や角交換振り飛車は桂を交換して手持ちにする状態になりやすい。
 その後もゆっくりとした展開になるなら△2七桂(▲8三桂)と打ち、桂香を拾って攻めるのは一つの手筋といえる。
 居飛車側は1九の成桂を飛車や銀で取りに行くと駒の働きが悪くなってしまう。また、居飛車の攻めを焦らせるのにも使えそうだ。
 ただし、居飛車側に早い攻めがあると大勢に遅れを取るので注意したい。

[edit]

page top

 

2012

04/04

Wed.

23:53:04

B面攻撃 

Category【研究

2012-04-04ab.jpg 最近の現代将棋の作戦に感じることはどんどん総合的なシステムになっているということ。急戦や持久戦というカテゴリで分類することは難しくなっているかも知れない。
 駒組みの最終的な目標を玉が堅くて攻めることが出来る(後手番なら攻めきられないという要素もある)と設定すると、そこに辿り着くには相手の急戦を凌いだり不備のある駒組みには先攻するといった急戦的な要素も含まれる。
 また、有効な攻めや進展性のある駒組みを見せ、相手に無理攻めや妥協を強いることがより有利な局面への誘導へとつながる。
 ただ、そのような将棋は一見何気ない進行でも水面下に膨大な変化が眠っているのでますます分かりにくくなっていくかもしれない。

 図は24の高段者の将棋より。4六銀3七桂の定跡形だが、第1図で先手は▲7五歩とした。
 ▲7五歩以下△2五歩▲7四歩△8四角▲2五歩△3三銀となり第2図。
 ▲7五歩に△同歩は▲7四銀(歩)~▲6四角くらいで先手が良さそうだ。6四で歩を補充すれば一旦▲1三歩を打つこともできる。
 故に▲7五歩には△2五歩だが、▲7四歩△8四角を入れてじっと▲2五歩が渋い。後手は▲2四歩とされては困るので△3三銀として第2図。
 実戦は▲6四角△9二飛▲8三銀と進んで先手が勝ったが、以下△6二飛▲9一角成△8六歩となると△7五桂などの筋であまり思わしくないかもしれない。
 先手も黙っていると後手から△3五桂や△2六桂があるので少々忙しいが、第2図の周辺には何かありそうな予感がする。

[edit]

page top