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適当将棋ノート

将棋についての思いつきを適当に書いているブログです。

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2013

01/31

Thu.

20:27:08

知らないわけでは 

Category【プロの将棋

 朝日杯の木村‐森内戦で引っかかったことを思い出したので書き留めておく。
 両者本格派の居飛車党ということで相矢倉になって図の局面。
2013-01-31a.jpg
 この△4五歩は多くの定跡書の中で無理だと書かれている筋。そもそもこれが通ると4六銀3七桂戦法が成立しなくなる。
 ましてこの対戦の前に木村八段は『木村の矢倉 3七銀戦法基礎編』という本を出版している。本の中でも無論この△4五歩の筋には触れられており、当然のことながら不成立という結論になっている。 一方の森内名人も『矢倉の急所』の中でこの筋を無理と認識している。しかし、本譜に近い手順は例外的に成立すると書かれている。
 木村八段の著書と違うのは後手が△3一玉△5三銀△8四歩という形で待っている点。△2二玉の入城や△8五歩よりも△5三銀を優先させたことが後手の工夫。もっとも多少形が違うからといって△4五歩の筋は成立するか微妙ではある。
 本局は図から▲3七銀△4四銀右▲4八飛△5五歩(森内名人の本だと△5二飛)▲4六歩と4筋5筋から激しい戦いになった。自分の力量では何処で形勢に差がついたか分かりかねるが、この応酬の後に後手が勝っている。棋譜の中継で感想戦のコメントもあったが、どこで形勢に差がついたかについては述べられておらず、終盤は後手勝ちになっていたということだけなので詳細は観戦記を待ちたい。
 両者とも相手の著書を知らないということはないと思うが、もしかしたら木村八段に見落としや誤算があったかもしれない。
 とはいえ図の局面、後手が誘導すると実現しやすそうなので本譜の順で悪いならどうすればよいのか。早い△5三銀を直接咎めるなら▲6五歩~▲6六銀~▲7五歩という筋はあるかもしれない。それとも本譜の変化手順のどこかに先手良しがあるのだろうか。
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2013

01/30

Wed.

22:05:53

人間ならでは? 

Category【雑感

 最近ではニコ生でタイトル戦が中継されるようになったので時間のある時は見ることが多いのだが、その中で気になる言葉があった。
 それは「人間ならでは」だとか「人間同士の」といった言葉だ。大体は「人間ならでは」の勝負や駆け引きが面白いといった文脈で使われることが多い。
 これには非常に違和感を覚えた。ちょっと他の競技で想像して欲しい。陸上競技の中継で「これは人間ならではの走りですね」とは言わないだろう(人間ではなく〇〇選手という個人名が入ることはままあるが)。野球でピッチャーがバッターの裏をかいたコースに投げて打ちとっても「今の駆け引きは人間ならでは」などとは言わないはずだ。
 将棋界の解説で「人間ならでは」が多用されている理由は将棋ソフトが棋士を超えることへの危機感からだろうか?それともその言葉がたまたま耳に残っただけだろうか?

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2013

01/29

Tue.

20:22:45

菅井ノート 

Category【書評

 つい先日『菅井ノート』の後手編に続き先手編が出た。
 著者の菅井竜也五段と言えば新進気鋭の若手振り飛車党で新手の宝庫といっても過言ではない。その斬新な発想はいくつもの「菅井流」と呼ばれる指し方があることが証明している。
 本書も菅井五段の研究がふんだんに盛り込まれており、最新の研究から変化球的な手順に至るまで書かれている。
 後手編はゴキゲン中飛車を中心にした構成で先手編は石田流と先手中飛車と若干の相振り飛車という構成になっている。
 この二冊は一本道の定跡書ではなく様々な変化が述べられており少々煩雑に思えるかもしれないが、面白い発想が多くて随所に菅井五段の才能の片鱗が見られる。
 難易度的には有段者向けの本だろうが、級位者でも本書の「菅井流」の革新的な将棋に触れることは損にはならないと思う。
 現代振り飛車の申し子である菅井五段の力作。
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2013

01/16

Wed.

21:53:59

脇システム 

Category【プロの将棋

 脇システムが棋王戦挑決の渡辺-羽生、順位戦A級の三浦-羽生と立て続けに出現した。
2013-01-16a.jpg
 図の局面が脇システムの基本図だが、この局面に来るまでに後手は端歩に付き合うのか、端歩を突込し合う形にするのかといった問題や、先手にも途中▲3五歩から一歩交換するのかという問題がある。
 図から後手は△6九角や△4九角が代表的な手順だが他にもいくつかの手段がある。棋王戦では△6九角▲1五歩△同歩▲同銀という展開で順位戦では△6九角▲1五歩△同歩▲同香という順。どちらも有力と言われているがすぐに終盤に直結する変化になりやすい。
 脇システムは時折タイトル戦でも見られるがその結論はよく分からない。流行しないのは先手が攻めきるのが容易ではないからだと思われるが、研究家の三浦八段が得意戦法にしていたり今回は渡辺竜王が採用するなどそれなりの成算はあるのだろう。
 脇システムの定跡は変化がいろいろあるが寄り形までに一直線になっていることが多い。特に後手を持つとすぐ負けになる落とし穴が多いので実戦的には先手が面白いかもしれない。
 こういったすぐ寄り形まである変化も存在するが実際の結論は不明、あるいは攻める方が無理だと思われるという定跡は特に相居飛車の将棋に非常に多い。

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2013

01/15

Tue.

20:08:06

王将戦第1局 

Category【プロの将棋

 王将戦は相掛かりとなった。
2013-01-15a.jpg
 先手の引き飛車棒銀は高勝率だった時期もあったが、今は後手の対策が進歩したのでそれほどでもないと思っている。何より先手は主導権+模様の良さ+玉の堅さを目指す指し方が後手の速い動きによって難しくなってきた。
 図の局面は序盤。ここから△7四歩▲4五銀△7三桂▲6六歩と進んだがどうだったか。後手は低い陣形から攻められる理想的な展開になった。
 全体的に先手は無理をし過ぎている印象の一局だった。並の棋士ならともかく、そこはさすが渡辺竜王。スマートな指し回しで粘る佐藤王将を振り切った。
 まだまだ7番勝負という長丁場だが渡辺竜王が奪取へ向けて好スタートを切ったといえるだろう。

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