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適当将棋ノート

将棋についての思いつきを適当に書いているブログです。

2011

09/27

Tue.

20:40:14

速攻振り飛車大全 

Category【書評

 鈴木大介八段の著書。謳い文句には「居玉で決戦に持ち込み、猛攻によってそのまま一気に勝ちきる策を伝授する」とある。
 向飛車、三間飛車、四間飛車、中飛車という4つの章に分かれて新作戦らしきものについて書かれている。読後の第一感は「本の後ろに行くほどいい加減になっていないか……?」だった。
 向飛車は▲7六歩△8四歩▲5六歩△8五歩▲7七角△3四歩▲8八飛という出だしの升田流向飛車の速攻について書かれている。なるほどと思わせるような新構想があり、これは一読の価値がある。
 三間飛車は居飛車穴熊対策のみ。久保二冠が指したことのある三間飛車で藤井システムのように指す将棋ではなく、相手の居飛穴模様を見て袖飛車に振り直して攻める将棋が解説されている。ここまではそんなに悪くは無いと思う。
 四間飛車は立石流について。一通り立石流の指し方について解説されているのだが、最後の立石流封じ対策は本当にそうなるのか疑問符がついた。
 最後の中飛車は矢倉流中飛車……なのだが、明らかに居飛車穴熊側がぬるく指しているのでほとんど参考にならない。矢倉流中飛車なら『西川流振り飛車 居飛車穴熊破り』が遥かに詳しいので本格的に指すならそちらを読んだほうがいい。
 全体的にはこれ一冊で各振り飛車が指せるようになるのではなく、部分的にこういう戦法があるという内容。気に入った作戦を試してみるといいとは思うが、もう少し内容を磨いても良かったのではないだろうか。


速攻振り飛車大全 (将棋最強ブックス)速攻振り飛車大全 (将棋最強ブックス)
(2011/09/21)
鈴木 大介

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